その屋根、塗れば直るとは限りません。まず「塗れる状態か」を知ることから
コロニアル(スレート)屋根は塗装でよみがえる屋根材ですが、傷み方によっては塗装が向かないこともあります。この記事では、塗装できる条件・費用の目安・タスペーサーという部材の必要性・塗料の選び方を、豊川市の住宅事情に沿って正直に解説します。
そもそもコロニアル屋根とは?
コロニアルとは、セメントを主成分とした薄い板状の屋根材で、スレート屋根やカラーベストとも呼ばれます。1990年代以降の住宅で広く使われており、豊川市でも築15〜30年ほどのお宅にとても多く見られます。軽くて施工しやすい一方、表面の塗膜が劣化すると防水性が落ちるため、定期的な塗り替えが前提の屋根材です。
表面の色あせ、コケや藻の付着、細かなひび割れといった症状が出てきたら、塗膜が寿命に近づいているサインです。前回の塗装から10年前後、あるいは新築から一度も塗っていない築10年以上のお宅は、一度状態を見てもらうことをおすすめします。
塗装できる屋根・できない屋根の見分け方
ここが、この記事でもっとも大切なところです。コロニアル屋根は塗装で長持ちさせられる屋根材ですが、すべてのコロニアルが塗装で直るわけではありません。 傷みが進みすぎた屋根に塗装をしても、根本的な解決にならず、かえってお金を無駄にしてしまうことがあります。
屋根材そのものが健全なら塗装で対応できますが、割れ・反り・雨漏りが進んだ状態では、塗装しても屋根材の寿命は戻りません。その場合はカバー工法(重ね葺き)や葺き替えを検討します。どちらが適切かは現地調査で見極めます。
とくに注意したいのが、一部のコロニアルに見られる「踏むと割れるほど脆くなる」タイプです。この状態の屋根に無理に塗装しても、職人が作業で歩くだけで割れてしまい、かえって傷めることになります。だからこそ、塗装ありきで話を進めず、まず屋根材そのものが塗装に耐えられる状態かを見極めることが、失敗しない屋根工事の出発点になります。
まず「塗れる屋根かどうか」を確認するところから。
ドローンで屋根を無料診断してもらう塗装費用の目安と、内訳の考え方
コロニアル屋根の塗装費用は、屋根の面積・傷み具合・使う塗料のグレード・足場の要否によって変わります。一般的な戸建てで、屋根塗装だけを行う場合の目安は次のとおりです。ただしこれはあくまで一般的な相場であり、正確な費用は現地を見なければ分かりません。
| 項目 | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 足場設置 | 安全な作業と品質確保のために必要 | 屋根単独では別途 |
| 高圧洗浄 | コケ・汚れ・古い塗膜を落とす下地処理 | 面積による |
| 下塗り | 屋根材と上塗りを密着させる重要工程 | 塗料により変動 |
| タスペーサー | 縁切りのための部材(後述) | 数千円〜数万円 |
| 中塗り・上塗り | 色・防水性能をつくる仕上げ塗装 | 塗料グレードによる |
タスペーサーはなぜ必要?「縁切り」の話
コロニアル屋根の塗装で、専門的だけれど絶対に外せないのがタスペーサーという部材です。聞き慣れない言葉だと思いますが、これを理解すると「ちゃんとした屋根塗装かどうか」を見分けられるようになります。
コロニアルは薄い板を少しずつ重ねて葺いてあり、板と板の間にはわずかな隙間があります。この隙間は、屋根の内部に入った水を外へ逃がすための大切な水の通り道です。ところが塗装をすると、塗料でこの隙間が塞がってしまうことがあります。塞がったままだと、逃げ場を失った水が屋根の内部に溜まり、かえって雨漏りの原因になってしまうのです。
タスペーサーは、屋根材の重なりに差し込んで隙間を保つ小さな部材です。これで塗装後も水の通り道が確保され、雨漏りを防ぎます。この「縁切り」の工程を省く業者もいるため、見積もりに含まれているかは確認すべきポイントです。
この、塞がった隙間を再び開ける作業を「縁切り(えんぎり)」と呼び、タスペーサーはそれを効率よく確実に行うための部材です。かつてはカッターで一枚ずつ切り開いていましたが、手間がかかり塗膜を傷めやすいため、現在はタスペーサーを使う方法が主流になっています。
コロニアル屋根に合う塗料の選び方
屋根は、家の中でもっとも日射・紫外線・雨風にさらされる過酷な場所です。そのため外壁以上に、塗料選びが仕上がりの持ちを左右します。主な塗料グレードと耐用年数の目安は次のとおりです。
| 塗料グレード | 耐用年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| シリコン | 10〜13年 | 費用と耐久のバランスがよく、選ばれやすい |
| フッ素 | 15〜20年 | 耐候性が高く、塗り替え回数を減らせる |
| 無機 | 18〜25年 | もっとも長持ちする高耐久グレード |
屋根は足場を組んで塗る必要があるため、塗り替えのたびに足場代がかかります。そのため、「次の塗り替えまでの年数」と「塗料の価格」を合わせて考えるのが賢い選び方です。少し高くても長持ちする塗料を選べば、塗り替え回数が減り、生涯でかかる費用(ライフサイクルコスト)を抑えられることがあります。
また、夏の暑さが気になるお宅には、太陽の熱を反射する遮熱塗料という選択肢もあります。ただし遮熱塗料の効果は住まいの構造や環境によって差があり、期待できる室温の変化は戸建てでおおむね1〜3℃程度が目安です。過度な効果をうたう説明には注意し、ご自宅に本当に合うかを見極めて選ぶことが大切です。
豊川市でコロニアル屋根を長持ちさせるために
豊川市は、夏の強い日射と、台風シーズンの雨風にさらされる地域です。とくに南面・西面の屋根は紫外線で塗膜が傷みやすく、逆に北面はコケや藻が生えやすいなど、同じ屋根でも方角で傷み方が変わります。こうした地域の気候と、その家それぞれの立地を踏まえて診ることで、適切な塗り替えのタイミングと塗料を見極められます。
吉田塗装店の屋根塗装が大切にしていること
- 昭和30年創業・地域密着70年、施工実績6,000棟以上で培った屋根の見極め
- 一級塗装技能士7名が在籍
- ドローンによる屋根の無料診断で、登らずに実際の状態を確認
- 塗装が向かない屋根には、カバー工法・葺き替えを正直にご提案
- タスペーサーによる縁切りなど、必要な工程を省かない
- 保証は5〜10年(最長10年)を書面で発行
- 下塗り・中塗り・上塗りと塗料缶を写真で記録する完了報告書
「一軒、一軒が作品なんです。」
屋根は住む人からは見えないからこそ、ごまかしのきかない場所です。だからこそ私たちは、見えないところこそ丁寧に、必要な工程を一つも省かずに仕上げることを大切にしています。
よくある質問
Q. コロニアル屋根は何年ごとに塗り替えるべきですか?
おおむね前回の塗装から10年前後が一つの目安ですが、立地や日当たりで傷み方は変わります。色あせ・コケ・ひびといった症状が出てきたら、年数に関わらず一度点検をおすすめします。新築から一度も塗っていない築10年以上のお宅も同様です。
Q. タスペーサーは必ず必要ですか?
多くのコロニアル屋根で必要になります。屋根材の重なりの隙間を保ち、雨漏りを防ぐための工程だからです。ごく一部、隙間が十分にある屋根では不要な場合もありますが、その判断も含めて現地で確認します。見積もりに縁切りやタスペーサーの記載があるかは、確認しておくと安心です。
Q. 屋根の状態は自分で確認できますか?
屋根に登っての確認は転落の危険があり、おすすめできません。また屋根材が脆くなっている場合、歩くだけで割れてしまうこともあります。当社のドローン診断なら、登らずに屋根全体の状態を写真で確認できますので、まずはそちらをご利用ください。
その屋根、塗れるかどうかから確かめます
コロニアル屋根は、状態の見極めがすべての出発点です。
豊川市の屋根を数多く手がけてきた私たちが、ドローン診断で今の状態を正直にお伝えします。
株式会社吉田塗装店|〒442-0884 愛知県豊川市光明町1丁目6-1(マチニワとよかわ前)
対応エリア:豊川市・豊橋市・新城市・蒲郡市ほか東三河|ドローン屋根診断 無料


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