「メーカーに頼むべき?」その答えは、保証書と潮風の当たり方に書いてあります
ハウスメーカーで建てた家の塗り替えは、メーカーに頼むか、地元の塗装店に頼むかで迷う方が多い工事です。どちらにも良さがあり、選ぶ基準は家ごとに違います。海沿いの蒲郡で後悔しないための判断の手順と、潮風から家を守るために欠かせない視点を、創業70年の塗装店がお話しします。
新築から10年、15年がたち、ハウスメーカーから点検の案内や塗り替えの提案が届いた。その見積もりを見て、「地元の塗装店に頼んだら、どうなるんだろう」と考え始めた方も多いのではないでしょうか。一方で、「メーカーの家だから、メーカーに任せたほうが安心なのでは」「よそに頼んだら保証がなくなるのでは」という不安もあると思います。
結論から言えば、どちらが正解かは家によって違います。大切なのは、ご自宅の保証の条件と、外壁の仕様、そして海沿いならではの傷み方を知ったうえで選ぶことです。この記事では、メーカーと地元業者それぞれの特徴から、判断の手順、蒲郡の海沿いで気をつけたい塩害の対策まで、順を追ってご説明します。
メーカーと地元業者、それぞれの特徴
ハウスメーカーに塗り替えを頼む場合と、地元の塗装店に頼む場合とでは、それぞれに良さと気をつけたい点があります。一般的な傾向をまとめると、次のようになります。
| くらべる点 | ハウスメーカーに頼む | 地元の塗装店に頼む |
|---|---|---|
| 建物の情報 | 建てたときの図面や仕様を把握しており、確認がしやすい | 図面や仕様書を見せてもらいながら、現地で確かめる |
| 保証との関係 | メーカーの保証の延長につながる場合がある | 保証の条件に影響しないか、事前の確認が必要 |
| 塗料の選び方 | メーカーが定めた仕様の中から選ぶことが多い | 建物の状態や予算に合わせて、幅広い塗料から選びやすい |
| 費用 | 窓口や管理の費用が含まれ、高めになる傾向があると言われる | 内訳を確かめながら、工事の範囲を調整しやすい |
| 相談のしやすさ | 窓口が一本で、手続きが分かりやすい | 近くにいるため、ちょっとした相談や急な対応を頼みやすい |
※一般的な傾向をまとめたもので、メーカーや塗装店によって対応は異なります。
どちらが優れている、ということではありません。「保証を延長し続けたい」「建てたときの仕様を守りたい」という方には、メーカーに頼む良さがあります。「費用と内容をくらべて納得して決めたい」「地域の気候に合わせた塗料を選びたい」という方には、地元の塗装店に頼む良さがあります。
最初に確かめたいのは「保証の延長条件」
ハウスメーカーの住宅には、一定の年数ごとに点検を受け、必要なメンテナンス工事を行うことで、構造や防水の保証を延長できる仕組みが用意されていることがあります。そして、その延長の条件として、「メーカーが指定する工事を、メーカーを通じて行うこと」が求められている場合があります。
つまり、ご自宅の保証の延長を大切にしたいかどうかが、最初の大きな分かれ道になります。まずは、次の点を保証書や契約書、メーカーの窓口で確かめてみてください。
- 今、どんな保証が、いつまで残っているか
- 保証を延長するために、どんな点検や工事が条件になっているか
- メーカー以外の業者が外壁を塗装した場合、保証がどう扱われるか
- 延長の条件となる工事の費用は、どれくらいか
確かめた結果、「延長にかかる費用と、延長される保証の内容」をくらべて判断することになります。保証の延長に大きな価値を感じるならメーカーに、費用と内容をくらべて選びたいなら地元業者も含めて検討する、というのが一つの考え方です。
ハウスメーカーの家ならではの「外壁の仕様」
ハウスメーカーの住宅には、そのメーカー独自の外壁材や、特殊な表面仕上げが使われていることがあります。どこに頼むにしても、この仕様に合った塗料と工程を選ぶことが、仕上がりと持ちを左右します。
表面に高耐久のコーティングがされた外壁材
汚れにくさや色あせにくさを高めるために、表面に特殊なコーティングを施した外壁材があります。こうした外壁材は、塗料が密着しにくいことがあり、一般的な下塗り材では、早い時期にはがれが起きるおそれがあります。外壁材の種類を確かめ、密着性を高める専用の下塗り材を選ぶといった判断が必要です。
ALCパネルや、厚みのある外壁材
軽量気泡コンクリートでできたALCパネルは、水を吸いやすい性質があるため、塗膜で防水性を保つことが大切です。パネルの継ぎ目のシーリングの状態も含めて、仕様に合った手入れが求められます。
目地のシーリング
サイディングやパネルの継ぎ目のシーリングは、外壁塗装と同時に打ち替えることが多い部分です。メーカーによっては、専用のシーリング材が使われていることもあるため、既存の材料との相性を確かめて選びます。
地元の塗装店に頼む場合は、建てたときの仕様書や図面があれば、ぜひ見せてください。外壁材の種類や、過去のメンテナンスの記録が分かると、より確かな提案ができます。
海沿いの家が受ける「潮風の影響」
三河湾に面した蒲郡市では、海からの風が運ぶ塩分が、建物に少しずつ影響を与えます。塩分は、金属をさびやすくするだけでなく、外壁の表面に付着して塗膜の傷みを早めることもあります。海に近い地域や、高台で風が当たりやすいお宅では、とくに次の場所に注意が必要です。
海沿いの塗り替えで大切にしたいこと
- 高圧洗浄で塩分をしっかり落とす 外壁や金属部の表面に塩分が残ったまま塗ると、密着が弱くなったり、塗膜の下でさびが進んだりするおそれがあります。
- 金属部はさび落としとさび止めをていねいに 棟板金や水切り、手すりなどは、さびを落としてからさび止めを塗る下地処理が、持ちを大きく左右します。
- 海側の面の傷み具合を見て、工程を考える 同じ家でも、海に面した側と反対側で傷みの進み方が違うことがあります。面ごとの状態を確かめて、補修の内容を決めます。
- 耐候性の高い塗料を検討する 紫外線と塩分の両方を受けやすい海沿いでは、耐候性の高い塗料を選ぶことで、次の塗り替えまでの間隔を延ばすことが期待できます。
こうした海沿いならではの傷み方は、その土地で長く工事を続けてきた業者ほど、実感として知っているものです。メーカーに頼む場合でも、地元業者に頼む場合でも、「海沿いであることを、工事の計画にどう反映するのか」をぜひ聞いてみてください。
判断の手順|どちらに頼むかを決める流れ
ここまでの内容をふまえて、どちらに頼むかを決めるおおまかな流れを図にまとめました。
どちらの道を選ぶにしても、最後に決め手になるのは、「説明に納得できたかどうか」です。外壁の状態、選ぶ塗料の理由、海沿いへの対策、保証の内容。こうしたことを、分かりやすく、ありのままに説明してくれるところを選ぶことが、後悔しない塗り替えにつながります。
地元業者に頼むなら、確かめたいこと
地元の塗装店に頼むことを考えるなら、次の点を確かめておくと安心です。
吉田塗装店では、工程ごとに内訳を分けた見積書をお出しし、工事のあとは、下塗り・中塗り・上塗りの各工程と使った塗料缶を写真に収めた完了報告書をお渡ししています。屋根の状態は、ドローンを使った無料の診断で、写真を見ながらご確認いただけます。メーカーの見積もりと並べて検討していただくための材料としても、お気軽にご活用ください。
どちらを選んでも、比べることには意味がある
メーカーに頼むと決めている方にとっても、地元業者の見積もりを取ってみることには意味があります。工事の内容や塗料の選び方、費用の内訳をくらべることで、メーカーの提案の中身を、より深く理解できるようになるからです。
反対に、地元業者に頼もうと考えている方も、メーカーの点検の結果や提案の内容は、大切な判断材料になります。建てたときの仕様を知るメーカーの意見と、地域の気候を知る地元業者の意見。その両方を聞いたうえで、ご家族にとって一番納得のいく選択をしていただくことが、何より大切だと考えています。
吉田塗装店では、「メーカーの見積もりと比べてみたい」というご相談も歓迎しています。無理に契約を勧めることはありませんので、判断の材料の一つとして、お気軽にお声がけください。
「外壁と屋根は、家を守る鎧です。」
海からの風を毎日受ける蒲郡の家にとって、外壁と屋根はまさに鎧です。どこで建てた家であっても、その鎧を長く保つためには、建物の仕様と、その土地の気候の両方を知ったうえでの手入れが欠かせません。メーカーの家だからこそ、その仕様をていねいに確かめ、海沿いの暮らしに合った塗り替えをご提案します。
- 昭和30年(1955年)創業から70年。豊川市を拠点に、施工実績は6,000棟以上
- 国家資格の一級塗装技能士が7名在籍
- Googleクチコミは4.8点・114件(記事作成時点)
- 工事内容に応じて5〜10年(最長10年)の保証書を書面で発行
- AGC(旭硝子)ルミステージ、ガイナ(日進産業)の認定塗料を取り扱い
- 下塗り・中塗り・上塗りと塗料缶を写真で記録した完了報告書をお渡し
- ドローンを使った屋根診断を無料で実施
メーカーの見積もりと、くらべてみませんか
保証書や仕様書を拝見しながら、外壁の状態と海沿いの対策をご説明します。
見積もりの比較だけのご相談も大歓迎です。
株式会社吉田塗装店 愛知県豊川市光明町1丁目6-1(マチニワとよかわ前)
対応エリア:豊川市・豊橋市・蒲郡市・新城市ほか東三河全域
※ハウスメーカーの保証の内容や延長の条件は、メーカー・建築時期・ご契約によって異なります。ご自宅の保証については、保証書・契約書またはメーカーの窓口でご確認ください。本記事は一般的な考え方をまとめたもので、特定のメーカーの対応を説明するものではありません。図は分かりやすく描いたイメージです。関連記事内の住宅メーカー名は各社の商標です。Googleクチコミの評価・件数は記事作成時点のものです。


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