春の夕方、窓辺に羽アリが群がっていたら。それは家からのサインかもしれません
シロアリの被害は、床下や壁の中など、ふだん目に見えない場所で進みます。はじめてシロアリを疑ったときに知っておきたい被害の見分け方、駆除と予防の考え方、業者選びのポイントを、外まわりの点検を長年続けてきた創業70年の塗装店がお話しします。
「家の中に羽アリが何匹も飛んでいた」「基礎のところに、土の筋のようなものがついている」。そんなことに気づいて、「もしかしてシロアリ?」と不安になって調べ始めた方も多いのではないでしょうか。はじめてのことだと、本当にシロアリなのか、どこに相談すればいいのか、費用はどれくらいかかるのか、分からないことばかりだと思います。
シロアリは、早く見つけて手を打てば、被害を小さく抑えられることが多い害虫です。この記事では、まず落ち着いて確かめたい見分け方から、被害のサイン、駆除と予防の考え方、そして業者を選ぶときのポイントまで、順を追ってご説明します。
まずは落ち着いて|その羽アリ、シロアリですか?
春から初夏にかけて、家の中や窓のまわりに羽の生えた虫がたくさん飛ぶことがあります。これは、巣の中で育った虫が、新しい巣をつくるために一斉に飛び立つ「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる現象です。ただ、羽アリには、シロアリの羽アリと、ふつうのアリの羽アリの2種類があり、見た目がよく似ています。
見分けるポイントは、胴のくびれ、触角の形、羽の大きさの3つです。もし羽アリを見つけたら、1匹をセロハンテープなどで紙に貼って取っておくと、専門家に見てもらうときに役立ちます。
種類と、飛ぶ時期の目安
日本の住宅で被害が多いシロアリには、主に次の種類があります。飛ぶ時期や時間帯にも特徴があるため、いつ見かけたかも覚えておくと手がかりになります。
| 種類 | 主な特徴 | 羽アリが飛ぶ時期の目安 |
|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | ほぼ全国に分布。湿った木材を好み、床下や水まわりの被害が多い | 4〜5月ごろの、雨上がりの暖かい昼間 |
| イエシロアリ | 温暖な地域や沿岸部に多い。乾いた木材まで広く食べ、被害が大きくなりやすい | 6〜7月ごろの、蒸し暑い夕方から夜 |
※時期は一般的な目安で、気候や地域によって前後します。このほかに、乾いた木材の中で暮らす外来種のシロアリが見つかることもあります。
家のどこから入ってくるのか
シロアリの多くは、地面の中に巣をつくり、土の中から家に向かってやってきます。光と乾燥を嫌うため、外に姿を見せることはほとんどなく、土や木くずで「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるトンネルをつくりながら、少しずつ木材へと近づいていきます。
図のように、基礎のわずかなひびや、床下の配管のまわり、湿気のこもりやすい浴室の下、地面に近いウッドデッキなどが、シロアリの入り口になりやすい場所です。共通しているのは、「土に近く」「湿気があり」「人の目が届きにくい」という点です。
豊橋市を含む東三河は、温暖で、梅雨から夏にかけて湿気の多い日が続く地域です。床下の通気が悪い家や、雨どいの不具合で建物のまわりに雨水がたまりやすい家では、とくに注意しておきたいところです。
見逃したくない、シロアリ被害のサイン
シロアリの被害は、床下や壁の中で静かに進むため、気づいたときには広がっていることもあります。次のようなサインがないか、ふだんの暮らしの中で確かめてみてください。
このほか、ドアや窓の建て付けが急に悪くなった、浴室や玄関まわりのタイルが浮いてきた、といった変化がシロアリ被害のサインであることもあります。一つでも当てはまったら、自己判断で済ませず、専門家に床下を見てもらうことをおすすめします。
駆除と予防の基本的な考え方
シロアリへの対策は、すでにいるシロアリを取り除く「駆除」と、これから寄せつけないための「予防」に分けて考えます。どちらも、床下にもぐっての調査から始まります。
主な工法
| 工法 | 内容 | 考え方 |
|---|---|---|
| 薬剤による処理 | 床下の木材や土壌に、専用の薬剤を吹き付けたり注入したりする | 広い範囲を一度に処理でき、駆除と予防の両方に使われる |
| 毒餌を使う方法 | 建物のまわりに容器を埋め、シロアリに毒餌を巣へ持ち帰らせる | 床下に薬剤をまかずに済み、効果が出るまでに時間がかかることがある |
※工法の選び方や費用は、建物の構造、被害の範囲、業者によって異なります。費用は床下の面積をもとに見積もられることが多いため、現地調査のうえで確認してください。
予防は「数年ごと」の見直しが基本
薬剤による予防処理の効果は、ずっと続くものではなく、数年ほどで薄れていくのが一般的です。新築のときに処理をしていても、年数がたてば再び処理を検討する時期がやってきます。新築時の処理の時期や、保証の内容と期限を、一度確かめておくと安心です。
暮らしの中でできる予防
- 床下の通気口を、物置や植木でふさがない
- 家のまわりに、木材や段ボール、古い植木鉢を置きっぱなしにしない
- 雨どいの詰まりや外れを放っておかず、建物のまわりに雨水がたまらないようにする
- 基礎のひびは、小さいうちに補修しておく
- ウッドデッキや木の塀は、塗装で木を守り、傷んだ部分は早めに手当てする
はじめての業者選びで確かめたいこと
シロアリの駆除や予防は、床下という見えない場所での工事です。だからこそ、信頼できる業者を選ぶことがとても大切になります。次のような点を確かめてみてください。
塗装店だからこそ見つけられること
「なぜ塗装店がシロアリの話を?」と思われたかもしれません。実は、外壁や屋根の塗装の点検で家のまわりをぐるりと見て回る私たちは、基礎の表面の蟻道や、基礎のひび、雨どいの不具合による水たまり、ウッドデッキの傷みなど、シロアリにつながるサインに気づく機会が多いのです。
- 外壁・屋根の点検にあわせた、基礎や外まわりの確認
- 基礎のひびの補修、雨どいの修理
- ウッドデッキや木部の塗装による保護
- シロアリが心配なときの、ご相談の窓口
- 床下にもぐっての詳しい調査
- シロアリの駆除と予防の処理
- 処理後の保証
シロアリの駆除や予防の処理は、専門の知識と技術が必要な仕事です。吉田塗装店では、シロアリのご相談をいただいた場合、提携する専門業者と連携してご対応しています。「どこに相談していいか分からない」というときも、まずは私たちにお声がけください。外まわりの手入れとシロアリ対策を、ひとつの窓口でまとめてご相談いただけます。
外壁塗装と同じ時期に、基礎のひびの補修や雨どいの修理、シロアリの予防処理をまとめて考えておけば、住まいを足元から屋根まで、計画的に守ることができます。
見つけたときに、してはいけないこと
羽アリや蟻道を見つけると、すぐにでも何とかしたくなるものです。けれども、次のようなことは、かえって状況を分かりにくくしてしまうことがあります。
- 市販の殺虫剤を、むやみにまく 見えている虫はいなくなっても、巣は残ります。シロアリが別の場所へ移り、被害の範囲が分かりにくくなることがあります。
- 蟻道を壊してしまう 蟻道は、シロアリがいるかどうかを確かめる大切な手がかりです。見つけたら、写真を撮ってそのままにしておいてください。
- 「そのうち」と様子を見続ける シロアリの被害は、時間とともに広がっていきます。気になるサインがあれば、早めに相談することが大切です。
羽アリを見つけたら、写真を撮り、できれば1匹を取っておく。蟻道は壊さずに写真を撮る。そして、専門家に相談する。この3つを覚えておくだけで、はじめてのときでも落ち着いて動くことができます。
「外壁と屋根は、家を守る鎧です。」
鎧がどれだけ立派でも、それを支える土台が弱っていては、家族を守り続けることはできません。外壁や屋根だけでなく、基礎や足元にまで目を配り、気になるサインを見つけたら、専門の力も借りながら住まい全体を守る。それも、地域の住まいに長く寄り添ってきた私たちの役目だと考えています。
- 昭和30年(1955年)創業から70年。豊川市を拠点に、施工実績は6,000棟以上
- 国家資格の一級塗装技能士が7名在籍
- Googleクチコミは4.8点・114件(記事作成時点)
- 工事内容に応じて5〜10年(最長10年)の保証書を書面で発行
- AGC(旭硝子)ルミステージ、ガイナ(日進産業)の認定塗料を取り扱い
- 下塗り・中塗り・上塗りと塗料缶を写真で記録した完了報告書をお渡し
- ドローンを使った屋根診断を無料で実施
シロアリが心配なときも、まずはご相談ください
外まわりの点検から、提携する専門業者と連携したシロアリ対策まで。
写真を送っていただくだけのご相談も大歓迎です。
株式会社吉田塗装店 愛知県豊川市光明町1丁目6-1(マチニワとよかわ前)
対応エリア:豊川市・豊橋市・蒲郡市・新城市ほか東三河全域
※本記事は、シロアリについての一般的な情報をまとめたものです。種類の見分けや被害の有無、駆除・予防の方法は、建物の状態や環境によって異なります。シロアリの駆除・予防の処理は、提携する専門業者が行います。図は分かりやすく描いたイメージで、実際の虫の形や侵入経路を正確に表したものではありません。Googleクチコミの評価・件数は記事作成時点のものです。


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