閑散期に変わるのは、値段より「時間の使い方」です
春と秋に依頼が集まる外壁塗装。その波が落ち着く冬は、職人の予定に余裕が生まれ、打ち合わせにも現場の段取りにも時間をかけやすい季節です。閑散期に工事するという選択の良さと、気をつけたい点を、創業70年の塗装店がお話しします。
「外壁塗装は春か秋に」。そう聞いて、来年の春に向けて見積もりを取ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。気候の良い季節に工事をしたいと思うのは、とても自然なことです。ただ、同じことを考える方が多いからこそ、春と秋は塗装店の予定がいっぱいになりやすい時期でもあります。
一方で、年の瀬から冬にかけては依頼が落ち着き、職人の予定に余裕が生まれます。この記事では、閑散期に工事をすると何が変わるのか、「空いている時期は安くなる」は本当なのか、そして冬の着工を上手に進めるためのスケジュールと業者選びのポイントまで、順を追ってご説明します。
外壁塗装に「繁忙期」と「閑散期」がある理由
外壁塗装の依頼は、一年を通して同じように入ってくるわけではありません。気候が穏やかな春と秋に集中し、真夏と冬は落ち着く。多くの塗装店が、こうした年間の波を経験しています。
春に依頼が集まるのは、暖かくなって外の様子が気になり始めることや、新年度を前に住まいを整えたいという気持ちが重なるためです。秋は、夏の暑さが和らいで工事に良い気候になることに加え、台風のあとに外壁や屋根の傷みに気づく方が増えることも関係しています。
つまり、閑散期とは「工事に向かない時期」ではなく、「依頼が少ない時期」のことです。この違いを押さえておくと、冬という季節の見え方が少し変わってきます。
閑散期に工事すると、何が変わるのか
外壁塗装の仕上がりは、塗料の性能だけで決まるものではありません。どれだけ下地をていねいに整えたか、塗り重ねの間に乾燥の時間をきちんととったか、打ち合わせでお客様の希望をどこまでくみ取れたか。こうした「時間のかけ方」が、完成後の満足度を大きく左右します。
依頼が集まる時期と、落ち着いている時期とでは、この時間の使い方に違いが出やすくなります。
- 着工日の希望が通りにくいことがある
- 打ち合わせの日程が先になりやすい
- 職人が複数の現場を行き来しやすい
- 雨が続くと、後ろの予定まで押されやすい
- ご家族の予定に合わせて着工日を選びやすい
- 色や塗料の相談にじっくり時間をとれる
- 一つの現場に腰を据えて取り組みやすい
- 天候に合わせた日程の組み替えがしやすい
打ち合わせに時間をかけられる
外壁の色は、一度塗ると10年以上付き合うものです。色見本の小さなチップだけで決めず、大きめの見本板を外の光で見たり、ご近所の家並みとのなじみ方を確かめたり。閑散期は、こうした確認に時間をかけやすく、「思っていた色と違った」という後悔を防ぐことにつながります。
現場の段取りに余裕が生まれる
職人の予定に余裕があると、その日の天気や気温に合わせて「今日は洗浄だけにしておこう」「北面は明日の昼に回そう」といった判断をしやすくなります。工程を急がず、条件の良いときに塗る。当たり前のことですが、予定が詰まっている時期ほど、この当たり前を守るには工夫が要ります。
気になることを、その場で相談しやすい
工事中に「ここの傷みも見てほしい」「雨どいの色も合わせたい」といったご相談が出てくるのはよくあることです。現場に腰を据えて取り組める時期なら、そうした声にもその場で向き合いやすくなります。
「空いているから安い」は本当?
閑散期と聞いて、「値引きしてもらえるのでは」と考える方もいらっしゃるでしょう。ここは正直にお伝えしておきたいところです。
外壁塗装の費用の大部分は、足場、塗料、そして職人の手間でできています。家の大きさが同じであれば、必要な足場の量も、塗料の量も、塗り重ねる回数も、季節によって変わることはありません。閑散期だからといって、これらを減らせば、そのまま品質に影響します。
閑散期の本当の良さは、「同じ金額で、より時間と手間をかけた工事を受けやすいこと」にあると私たちは考えています。値段の数字よりも、打ち合わせの深さ、日程の自由さ、現場の落ち着きといった、目に見えにくい部分にこそ違いが出る季節なのです。
冬の工事で品質を守るための前提
閑散期の良さを生かすには、冬の工事ならではの条件を守ることが前提になります。多くの塗料メーカーの仕様では、気温が5℃以下のとき、湿度が85%以上のとき、結露のおそれがあるときは塗装を避けることとされています。
そのため冬の現場では、朝の霜や結露が消えて壁が乾くのを待ってから塗り始め、夕方に気温が下がる前にその日の作業を終えるのが基本です。塗り重ねの間の乾燥にも、夏より長めに時間をとります。1日に進められる作業はやや少なくなるため、工期にはゆとりを持たせて計画します。
東三河の冬は太平洋側らしく晴れの日が多く、空気も乾きやすいため、こうした条件を守りながら進めやすい地域です。そして、予定に余裕のある閑散期だからこそ、「条件が整わない日は無理に塗らない」という判断もしやすくなります。冬の工事と閑散期は、実はとても相性が良いのです。
閑散期を上手に使うスケジュール
冬の閑散期に工事をするなら、秋のうちから少しずつ準備を進めておくのがおすすめです。下の図は、冬に着工して春の依頼が集まる前に工事を終える場合の、おおまかな流れの一例です。
- 秋のうちに点検と見積もりを外壁や屋根の傷みを確かめ、どんな工事が必要かを知っておきます。この時期に複数の業者から見積もりを取っておけば、比べて考える時間も十分にとれます。
- 年内に色と塗料を決める閑散期に入りかけたこの時期は、打ち合わせにも時間をかけやすくなります。年末年始やご家族の行事を避けて、着工日を相談しておきましょう。
- 年明けから冬の晴れ間に施工晴れの多い冬の日中を中心に作業を進めます。気温や結露の状態を見ながら、条件の整った時間に塗り重ねていきます。
- 春を前に完成依頼が集まる春の前に工事を終え、梅雨や台風の季節を新しい塗膜で迎えられます。
もちろん、すでに傷みが進んでいる場合は、この流れを待たずに早めに手当てしたほうが良いこともあります。目地のシーリングが切れていたり、ひびから雨水が入りそうだったりする場合は、まずはその状態を確かめることから始めましょう。
閑散期の業者選びで確かめたいこと
閑散期に依頼するときも、業者選びの基本は変わりません。見積もりや打ち合わせの際に、次のことを聞いてみてください。答え方から、冬の工事にどう向き合っているかが見えてきます。
吉田塗装店では、下塗り・中塗り・上塗りの各工程と、実際に使った塗料缶を写真に収めた完了報告書をお渡ししています。冬の工事でも、待つべき時間を待って塗り重ねたことを、記録で確かめていただけます。
「春になったら」の前に、まずは点検から
「春になったら考えよう」と思っているうちに、春は依頼が集まって日程が先になり、気づけば梅雨が近づいている。そんなふうに、一年を見送ってしまうお話はめずらしくありません。その間にも、紫外線や雨風による外壁の傷みは少しずつ進んでいきます。
次のようなサインがあれば、季節を問わず一度点検を考えてみてください。
- 外壁を手で触ると、白い粉が付く
- サイディングの目地のシーリングが割れている、やせている
- 外壁に細いひびが入っている
- 北側の壁にコケやカビが目立ってきた
- 前回の塗装から10年ほどたっている
点検や見積もりをしたからといって、すぐに工事を決める必要はありません。今の状態を知り、いつごろ、どんな工事をすれば良いかの見通しを持っておくだけでも、閑散期という選択肢を落ち着いて考えられるようになります。
「一軒、一軒が作品なんです。」
作品づくりに欠かせないのは、急がず、手を抜かず、向き合う時間です。閑散期は、その時間をお客様と一緒に使いやすい季節。色を決める打ち合わせから、塗り重ねの間の待ち時間まで、一つひとつの工程にていねいに向き合って仕上げます。
- 昭和30年(1955年)創業から70年。豊川市を拠点に、施工実績は6,000棟以上
- 国家資格の一級塗装技能士が7名在籍
- Googleクチコミは4.8点・114件(記事作成時点)
- 工事内容に応じて5〜10年(最長10年)の保証書を書面で発行
- AGC(旭硝子)ルミステージ、ガイナ(日進産業)の認定塗料を取り扱い
- 下塗り・中塗り・上塗りと塗料缶を写真で記録した完了報告書をお渡し
- ドローンを使った屋根診断を無料で実施
この冬の閑散期、まずは無料点検で見通しを
外壁の状態と、冬の着工が合うかどうかを確認します。
見積もりだけ、時期の相談だけでもお気軽にどうぞ。
株式会社吉田塗装店 愛知県豊川市光明町1丁目6-1(マチニワとよかわ前)
対応エリア:豊川市・豊橋市・蒲郡市・新城市ほか東三河全域
※本記事の繁忙期・閑散期の傾向は一般的なイメージで、年や地域、塗装店によって異なります。気温・湿度の数値は一般的な目安で、塗料ごとの施工条件はメーカーの仕様書によります。費用は建物の大きさや傷み具合、選ぶ塗料によって変わり、季節による値引きを約束するものではありません。Googleクチコミの評価・件数は記事作成時点のものです。


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