見積金額が安すぎる外壁塗装業者に注意すべき理由
「A社は120万円、B社は110万円、なのにC社だけ70万円」——1社だけ極端に安い見積もりを見て、うれしい反面、不安も感じたことはありませんか。外壁塗装は工事後も何年も家を守る仕事。同業者としてずっと見てきた「安すぎる見積もりの裏表」を、正直にお話しします。
いつもありがとうございます。豊川市密着70年、誠実な塗装工事ひとすじの吉田塗装店・代表、吉田でございます。
外壁塗装の見積もりを取ると、1社だけ極端に安いことがあります。お客様としては少しでも安い方がありがたいと思うのは当然でしょうが、安すぎるのも不安を感じますよね。なぜなら外壁塗装は、その場で終わる買い物ではなく、工事後も何年も家を守る仕事だからです。今日は同業者の立場から、これまでずっと見てきた「安すぎるお見積りの裏表」をお話しいたします。
外壁塗装には、どうしても必要な費用がある
外壁塗装には、必ず必要な費用があります。足場代、高圧洗浄、養生、下地処理、塗料代、職人の人件費、現場管理、そして工事後の点検や保証対応。これらをきちんと行うには、どうしても一定の費用がかかります。
その観点から言うと、安すぎる見積もりには必ず何か理由があります。その理由が納得できるものかどうかを見極めることが、後悔しない業者選びの第一歩です。
「人工だけ」で考えているケース
昔から、塗装職人の中には「安くすれば仕事が取れる」と考える人が一定数います。もちろん、職人として真面目に働き、良心的な価格で工事をしたいという気持ちは悪いことではありません。しかし問題は、見積もりの中に自分の人工・職人の人工・材料代、それだけしか入っていない場合です。
会社を続けるためには、それだけでは足りません。車両費、道具代、事務費、保険、広告費、現場管理費、保証対応の費用、将来の人材育成費など、目に見えない経費も必要です。そこを考えずに安くしすぎると、工事はできても、会社経営が続かなくなります。実際、以前の安売り塗装店はほとんどが姿を消してしまいました。
安すぎる工事は、後の対応が難しくなる
外壁塗装は、工事が終わったら完了ではありません。数年後に不具合が出ることもあります。そのときに大切なのが、手直しや保証対応です。しかし、最初から利益がほとんど残らないような安すぎる工事をしている会社は、後から対応する余力がありません。
会社が残っていても、利益のない工事ばかりしていれば、手直しに動く体力がなくなってしまいます。だからこそ、見積金額を見るときは「この会社は、工事後も責任を持って対応できる価格になっているか」という視点も大切です。外壁塗装工事は、長い期間にわたるサービスなのですから。
お手元の見積もりが「安すぎないか・高すぎないか」、
他社のものと見比べていただいて構いません。写真を送っていただければ、正直にお答えします。
必要な工程を減らしていることもある
安くするために、本来必要な工程を減らしている場合もあります。
- 下地処理を簡単に済ませる
- 塗る回数を減らす
- 乾燥時間を十分に取らない
- 塗料の使用量を減らす
このような工事をすれば、確かに金額は下げられます。元請けが「うちはそうはしませんよ」と言っても、これまで業界で見てきて、発注を受けた側がそうしてしまうケースは残念ながら少なくありません。
塗装工事は、完成直後だけでは分かりにくいものです。工事直後はきれいに見えても、数年経ってから「剥がれてきた」「色あせが早い」「ひび割れが目立ってきた」ということがあります。安く見えた工事が、結果的に高くつくこともあるのです。見積書のどこを見れば工程が読み取れるかは、見積書の「一式」の中身を見抜くチェックリストで解説しています。
安くすることが営業だと思っている業者もいる
塗装業界には、昔から「値段を下げれば契約できる」と考える人がいます。お客様に喜んでもらうためというより、契約を取るために安くする。この考え方になると、工事の中身よりも、まず金額を下げることが優先されてしまいます。
しかし、本当にお客様のことを考えるなら、ただ安くするだけでは足りません。その家に必要な工事を正直に見て、必要な費用をきちんと説明し、長く安心できる工事をすることが大切です。安さだけで選ばれる工事は、職人も会社も疲弊します。そして最終的には、お客様への対応にも影響してしまうのです。
安い理由をきちんと説明できるかを見る
もちろん、安い会社がすべて悪いわけではありません。広告費をあまりかけていない、必要な工事だけを正直に提案している——このように、安い理由をきちんと説明できる会社もあります。大切なのは、「なぜこの金額で工事ができるのか」を確認することです。
| 安い理由を… | 見極めのポイント |
|---|---|
| きちんと説明できる会社 | 「広告費を抑えている」「必要な工事に絞っている」など、根拠を具体的に話せる |
| 説明があいまいな会社 | 「今だけ安い」「他社より安くできる」「とにかく値引きします」だけで理由が語られない |
「今だけ安いです」「うちは他社より安くできます」「とにかく値引きします」という説明だけの場合は、少し慎重に見たほうがよいでしょう。安すぎる業者には、ぜひこう尋ねてみてください。
この問いにきちんと答えられるかどうかで、その会社の姿勢が見えてきます。相見積もりの比べ方は相見積もりは何社取るのが正解?3社比較を勧める理由も参考になります。
まとめ|外壁塗装は、安さよりも責任で選ぶ
外壁塗装は、安ければよい工事ではありません。かといって、高ければ必ず安心というわけでもありません。見るべきところは、金額の高い安いだけではなく、次の3点です。
- その金額で、きちんとした工事ができるのか
- 工事後も、手直しや保証に対応できるのか
- 会社として、長く責任を持てる価格になっているのか
外壁塗装は、家を守る仕事です。だからこそ、極端に安い見積もりを見たときは、すぐに飛びつかず、工事の中身と会社の考え方を確認してください。本当に良い塗装業者は、ただ安くするのではなく、なぜこの工事が必要なのか・なぜこの費用がかかるのか・工事後にどのような責任を持つのかまで、正直に丁寧に説明してくれます。安さだけではなく、責任ある工事をしてくれる会社を選ぶこと。それが、後悔しない外壁塗装につながります。安くて質の高い業者の見分け方は豊橋市の塗装価格相場まとめ(安くて質の高い業者の見分け方)もご覧ください。
「一軒、一軒が作品なんです。」
三代目代表 吉田一彦私たちも、誠実な塗装工事を誠実にご提供できるよう、引き続き精進いたします。見積もりの内容に少しでも不安があれば、他社のお見積もりを手にしたままで構いません。「この金額は妥当ですか」とお気軽にお尋ねください。金額の理由を、正直にご説明します。
その見積もり、飛びつく前に見せてください
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他社の見積書や外壁の写真を送っていただければ、金額の中身と工事内容を正直にご説明します。


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