遮熱塗装は店舗や工場でどこまで有効?期待し過ぎに要注意!
夏になると「遮熱塗装をすると、本当に涼しくなりますか?」というご相談が急増します。結論からお伝えすると、遮熱塗装は暑さ対策として有効です。ただし、どの建物でも室内が大きく涼しくなるわけではありません。建物のつくりや屋根の材質、断熱材の有無によって、効果は変わります。今回は、どんな建物で効果が出やすく、どんな場合には別の対策が必要なのかを、正直にお話しします。
- 効果が出やすい建物
- 解決しない場合もある
- 色による差
- 遮熱と断熱の違い
いつもありがとうございます。真夏も一生懸命!豊川市密着71年の吉田塗装店・代表吉田でございます。
今年も暑い季節になりましたね〜!私は昔から夏男!夏が大好きなのですが、お母さん方はいかがでしょうか。
実は、夏になると、店舗や工場の方から、
「遮熱塗装をすると、本当に涼しくなりますか?」
と聞かれる相談が急増します。
結論から言うと、遮熱塗装は暑さ対策として有効です。
ただし、どの建物でも室内が大きく涼しくなるわけではありません。建物のつくりや屋根の材質、断熱材の有無によって、効果は変わります。
株式会社吉田塗装店 三代目代表 吉田 一彦この記事でお伝えすること
- 遮熱塗装とは
- 店舗や工場で効果が出やすい理由
- 遮熱塗装だけでは解決しない場合もあります
- 明るい色ほど遮熱効果は高くなります
- 遮熱と断熱は違います
- 大切なのは、最初の建物診断です
遮熱塗装とは
遮熱塗装は、太陽の熱を反射し、屋根が熱くなるのを抑える塗装です。
特に夏場の金属屋根は、かなり高温になります。その屋根の温度上昇を抑え、室内に伝わる熱を少なくするのが、遮熱塗装の役割です。
ただし、ここが最も大切な点です。
屋根の温度と室温は、同じだけ下がるわけではありません
数値はいずれも当社での目安です。建物の構造や断熱の状態によって変わりますので、数値をお約束するものではありません。
店舗や工場で効果が出やすい理由
店舗や工場には、金属製の折板屋根が多く使われています。
屋根の面積も広く、太陽の熱を受けやすいため、夏場は建物全体が暑くなりやすいです。
特に、次のような建物では効果が期待できます。
- 金属屋根の建物/熱を伝えやすい材質のため、表面温度を抑える意味が大きくなります。
- 断熱材が少ない建物/屋根の熱がそのまま室内に届きやすいため、入口で抑える効果が出やすくなります。
- 屋根のすぐ下が作業場になっている建物/天井裏の空間が小さいほど、屋根の熱が直接影響します。
- 夏場の冷房費が高い店舗や工場/冷房の負荷が下がれば、その分の効果を実感しやすくなります。
このような建物では、屋根から入る熱を減らすことで、室内環境が改善することがあります。
遮熱塗装だけでは解決しない場合もあります
ただし、工場の暑さは、屋根だけが原因とは限りません。
例えば、
| 暑さの原因 | 遮熱塗装での対応 | あわせて検討したいこと |
|---|---|---|
| 機械から熱が出ている | 対応できません | 排熱設備、局所換気、機械まわりの断熱 |
| 大きな窓から日差しが入る | 対応できません | 窓の日よけ、遮熱フィルム、庇の設置 |
| シャッターを開けたままにしている | 対応できません | 運用の見直し、間仕切りの検討 |
| 換気が十分でない | 対応できません | 換気扇、屋根換気、排熱ファン |
| 建物の中に熱がこもっている | 部分的に効果あり | 換気設備と組み合わせる |
| 屋根から熱が入っている | 効果が期待できます | 断熱材との併用でさらに効果的 |
このような場合は、遮熱塗装だけでは十分な効果が出ないことがあります。
換気扇や排熱設備、断熱材、窓の日よけなども、合わせて考える必要があります。
明るい色ほど遮熱効果は高くなります
遮熱塗料は、色によっても効果が変わります。
一般的には、白や薄い色の方が太陽の熱を反射しやすくなります。黒や濃い色は熱を吸収しやすいため、同じ遮熱塗料でも効果に差が出ます。
見た目だけでなく、暑さ対策を重視する場合は、できるだけ明るい色を選ぶことをおすすめします。
同じ遮熱塗料でも、色で効果は変わります
色は見た目だけの問題ではありません。店舗では外観のイメージもありますので、あわせてご相談ください。
遮熱と断熱は違います
遮熱は、太陽の熱を反射するもの。断熱は、熱が建物の中へ伝わるのを防ぐもの。似ていますが、役割は違います。
| 遮熱 | 断熱 | |
|---|---|---|
| 役割 | 太陽の熱を反射する | 熱が伝わるのを防ぐ |
| 効く場面 | 主に夏場の日射に対して | 夏の暑さ・冬の冷えの両方に |
| 対象 | 屋根や外壁の表面 | 建物の構造そのもの |
| 主な手段 | 遮熱塗料 | 断熱材、断熱塗料 |
遮熱塗装だけで足りない場合は、断熱材や換気設備を組み合わせた方が効果的です。
大切なのは、最初の建物診断です
遮熱塗装をすれば、必ず電気代が大きく下がるとは限りません。
まずは、次の点を確認することが大切です。
- 屋根の材質/折板屋根か、スレートか、瓦か。材質によって熱の伝わり方が変わります。
- 断熱材の有無/すでに断熱材が十分に入っていれば、遮熱塗装で得られる差は小さくなります。
- 建物内の熱源/機械や設備からどれくらいの熱が出ているか。
- 窓やシャッターの状態/日射がどこから入っているか。開放している時間はどれくらいか。
- 空調や換気の状況/今の設備で、熱がどう逃げているか。
建物を見ずに、「遮熱塗装をすれば涼しくなります」と言い切る業者には注意した方がよいでしょう。
診断で確認する5つの項目
同じ「暑い」でも、原因が違えば対策も変わります。まず原因を特定することが出発点です。
まとめ
遮熱塗装は、店舗や工場の暑さ対策として有効です。特に、金属屋根で断熱材が少ない建物では、効果を感じやすいでしょう。
ただし、暑さの原因が機械の熱や換気不足にある場合は、遮熱塗装だけでは解決しません。
大切なのは、屋根だけを見るのではなく、建物全体を確認することです。
その上で、「この建物には、遮熱塗装がどこまで有効なのか」を正直に説明してくれる塗装店へ相談してください。
塗装業者選びは慎重に。
いつもありがとうございます。
「一軒、一軒が作品なんです。」
株式会社吉田塗装店 三代目代表 吉田 一彦吉田塗装店の建物診断について
店舗・工場・倉庫のオーナー様から、実際にどのようなご相談をいただいているかもお伝えしておきます。ご判断の材料としてお使いください。
- 昭和30年(1955年)創業。豊川市・豊橋市・蒲郡市・新城市を中心に、施工実績は6,000棟以上。住宅だけでなく、工場・倉庫・店舗・アパートなどの建物も手がけています。
- 一級塗装技能士7名が在籍しています。
- 診断では、屋根の材質・断熱材の有無・熱源・窓やシャッターの状態・換気の状況まで確認します。屋根だけを見て判断することはいたしません。
- 遮熱塗装の効果が限定的と判断した場合は、正直にその旨をお伝えします。換気や排熱設備など、他の対策が先だと考えられる場合も同様です。
- ドローンによる屋根診断は無料です。折板屋根の広い面も上空から撮影でき、映像はその場でご覧いただけます。
- 取り扱う認定塗料はAGC(旭硝子)ルミステージとガイナ(日進産業)です。建物の条件に応じてご提案します。
- お見積書には塗料の製品名・面積・工程を記載します。「一式」でまとめることはいたしません。
- 訪問販売は行っておりません。相見積もり・セカンドオピニオンを歓迎しています。
- 保証は5〜10年(最長10年)を書面で発行します。範囲と条件も書面に記載します。
- 操業を止めずに進めたい、休業日に集中して施工したいといったご事情にあわせた工程のご相談も承ります。
まずは、暑さの原因がどこにあるのかを確かめませんか
「遮熱塗装で解決するのか、それとも別の対策が必要なのか」——診断のうえでご説明します。
診断・お見積もりは無料です。
株式会社吉田塗装店
〒442-0884 愛知県豊川市光明町1丁目6-1(マチニワとよかわ前)
TEL 0533-86-3797/info@11160.com
対応エリア:豊川市・豊橋市・蒲郡市・新城市ほか東三河
よくあるご質問
遮熱塗装をすると、室温は何度くらい下がりますか。
当社での目安としては、屋根表面で15〜20℃程度、室温では1〜3℃程度の低下が見込めます。ただし建物の構造、断熱材の有無、熱源の状況によって変わりますので、数値をお約束するものではありません。診断の際に、お客様の建物でどの程度見込めるかをご説明します。
電気代はどれくらい下がりますか。
冷房の負荷が下がれば電気代にも影響しますが、下がる金額をお約束することはできません。空調の設備、稼働時間、建物の使い方によって大きく変わるためです。「必ず◯%下がります」と断言する業者には、その根拠をお尋ねください。
折板屋根でも施工できますか。
できます。工場や倉庫で多く使われている金属の折板屋根は、遮熱塗装の効果が出やすい屋根のひとつです。ただし錆が進行している場合は、ケレン(錆落とし)と錆止めの工程が必要になります。状態によっては、塗装ではなくカバー工法や張り替えの検討になることもあります。
操業を止めずに工事できますか。
多くの場合、操業を続けながら施工しています。ただし作業内容によっては、一時的にご協力をお願いすることがあります。休業日に集中して進めるなど、ご事情にあわせた工程のご相談も承りますので、着工前にお聞かせください。
遮熱塗料と断熱塗料、どちらを選べばよいですか。
建物の状況によります。夏の日射が主な問題であれば遮熱、夏冬を通して熱の出入りを抑えたいのであれば断熱の考え方が向きます。当社ではAGCルミステージとガイナを扱っており、建物を拝見したうえでどちらが適しているかをご提案します。
色は自由に選べますか。
選べます。ただし暑さ対策を重視される場合は、白や薄い色のほうが反射しやすくなります。店舗の場合、看板や外観のイメージとの兼ね合いもありますので、効果と見た目のバランスをご相談しながら決めていきましょう。
効果はどれくらい持続しますか。
塗膜の劣化とともに、反射する性能も少しずつ低下していきます。屋根の上に汚れが溜まることでも影響を受けます。塗り替えの目安は使用する塗料によって変わりますので、診断の際にご説明します。
相談だけでも可能ですか。
もちろんです。「効果が出るかどうか知りたいだけ」というご相談も歓迎しています。診断の結果、遮熱塗装よりも他の対策が先だと判断した場合も、正直にそうお伝えします。


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