豊川市で外壁塗装をお考えの方必見！大雨による雨漏り修理に火災保険は適用可能？

豊川市で、大雨による雨漏りでお困りの方もいらっしゃるでしょう。
実は、場合によっては火災保険を利用できる可能性があります。
そこでこの記事では、雨漏りの修理に火災保険を適用させるための条件、申請手順、適用されないケースについて解説します。
気になる方はぜひ参考にしてください。

□雨漏りの修理に火災保険が適用される条件について

火災保険は、火事が発生した時にのみ適用されると考えている方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。
補償の範囲は保険の種類によって異なりますが、風災や水災などの被害に遭った際も幅広く補償します。

そこで、火災保険が雨漏り修理に適用される条件を紹介します。

1つ目が、自然災害による被害であることです。
これはまず大前提ですが、大雨や台風など、自然災害による被害でなければ適用されません。

2つ目が、補償内容に風災・雹災（ひょうさい）・雪災が含まれていることです。
火災保険といっても、補償内容はものによって異なります。
そのため、適用できるかを確認する際には、契約中・契約予定の火災保険に以下の3つの補償が含まれているか確認しましょう。

・風災：台風・竜巻などによる強風被害
・雹災(ひょうさい)：雹(空から降る氷の粒)による被害
・雪災：豪雪・雪崩（なだれ）などによる被害

3つ目が、被害を受けてから3年以内に申請することです。
ここで注意していただきたいのが経年劣化です。
これは対象外になる理由の一つですが、自然災害による被害でも、申請が遅れると経年劣化と判断されて補償を受けられなくなるかもしれません。

4つ目が、損害額が一定金額を上回っていることです。
保険の種類によっては、損害額が一定金額以上でなければ保険金を受け取れないことがあります。
これについては免責方式（エクセス方式）とフランチャイズ方式の2つが大きく影響するので、ご自身が入っている保険を確認してください。

免責方式（エクセス方式）では、免責金額（自己負担額）を上回った分の損害額が保険金として支払われます。
例えば、損害額が30万円で免責金額が5万円だった場合は、25万円の保険金を受け取れます。

一方で、フランチャイズ方式は損害額が一定額を超えた場合に全額が保険金として支払われます。
逆に、一定額を超えなかった場合は受け取れません。
20万円方式を採用した場合、損害額が30万円であれば、30万円の保険金を受け取れます。
しかし、損害額が3万円だった場合は、保険金を受け取れません。

現在では、免責方式が一般的です。

火災保険を雨漏りの修理に適用するための条件について理解していただけたところで、続いて火災保険が適用されるまでの条件について解説します。

まずは、保険会社または保険代理店に、被害の内容（雨漏りの原因等）を説明しましょう。
この際、少しでも詳しく状況を解説できた方が良いので、あらかじめ修理業者に相談して見積もりや報告書をもらっておくと良いでしょう。

続いて、保険会社から書類が届くので、申請に必要な書類を記入しましょう。
申請の際に提出する主な種類は以下の3点です。

・保険金請求書
・事故状況報告書、損害箇所の写真
・修理費見積書

被害の報告書には、以下の内容を記述しておくと良いでしょう。

・契約者氏名、保険証書番号
・損害発生の日時
・損害発生の状況
・事故の原因
・損害のあった家の住所
・損害箇所を示した家の見取り図　

これらを記述した申請書類が受理されると、保険会社によって損害鑑定人が派遣されます。
プロの鑑定人が保険の申請内容をもとに、現地調査を行い、損害状況の調査や自然災害による被害の有無、被害額を算定した報告書を作成し、依頼された保険会社に報告書を提出します。

後日、その報告を受けて保険会社が審査を行い、申請内容が認められると、加入者に保険金が支払われます。
また、雨漏りの修理工事を依頼するのは、必ず保険が適用されるとの連絡が受けてからにしましょう。
なぜなら、雨漏りの火災保険は必ずしも適用されるとは限らないからです。

以上の手順に従って、火災保険の適用申請を行いましょう。

最後に、雨漏りの修理に火災保険が適用されないケースを確認しておきましょう。
先述した通り、火災保険が適用できるのは、自然災害が直接の原因となった場合のみです。
以下で述べるような人的被害や経年劣化の場合は補償の対象外になります。

・太陽光パネル設置時の屋根の破損
・新築・リフォーム・増築などの施工不良（新築から10年以内なら住宅瑕疵担保責任保険を利用できる可能性があります）
・耐用年数を超えた屋根材のひび割れや錆び

太陽光パネルを設置した場合の傷については、火災保険の観点からいうと自己責任と言えます。
ただし、リフォームによる雨漏りのような不具合が発生した場合は、業者に責任を取らせることが可能です。
そのため、そのような傷に気づいた場合は業者に相談しましょう。

この記事では、雨漏りの修理に火災保険を適用させるための条件、申請手順、適用されないケースについて解説しました。
大雨によって外壁や屋根が被害を受けた場合は、火災保険が適用できるかもしれないということを理解しておき、いざという時は申請を検討しましょう。