【豊川市の外壁塗装専門店が解説】「シーリング」とは?コーキングとの違いと重要性を徹底解説!
はじめに|“小さな目地”が住まいの寿命を左右する
外壁の継ぎ目やサッシまわりに充填されている柔らかい材料――それがシーリング(コーキング)。
雨水の侵入を防ぎ、揺れや温度変化に追従して家を守る「防水・緩衝の要」です。
豊川市は夏の猛暑・冬の寒暖差・湿気・海風の影響を受けやすく、シーリングの劣化が外壁トラブルの起点になりがち。まずは正しい知識から。
用語整理|「シーリング」と「コーキング」の違い
●結論:現場ではほぼ同義。
建築分野ではシーリング材=コーキング材として使われます。
●厳密には、
〇シーリング(sealing):気密・防水のために目地を“密封”する総称
〇コーキング(caulking):隙間充填の行為・材料の呼び名(日本ではシーリングの意味で一般化)
→ 言い方が違うだけで、外壁の目地に充填する同じ機能材料と考えてOKです。
シーリングの役割|外壁を守る4つの機能
1.防水:目地・取り合い部からの雨水侵入を遮断
2.可動追従:地震・熱伸縮・風揺れに合わせて伸び縮み
3.緩衝:クラック(ひび)や剥離の拡大を抑制
4.気密・断熱補助:隙間風・結露リスクの低減
ここがNGだと、雨漏り・下地腐食・カビ・塗膜剥がれが一気に進みます。
どこに使われている?(チェック箇所)
●窯業系サイディングの縦横目地(板間)
●サッシまわり(窓・ドア)
●バルコニー笠木・手すり根本・水切り取り合い
●屋根板金取り合い(点検対象)
●屋外配管・換気フードの取り合い
劣化サイン|交換の目安は5〜10年
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サイン |
状態 |
放置リスク |
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ひび割れ/亀裂 |
表面に線状の割れ |
雨水侵入の起点に |
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肉やせ/痩せ |
断面がえぐれて細くなる |
追従できず剥離 |
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破断/口開き |
目地から切れて隙間発生 |
直接浸水・雨漏り |
|
端部剥離 |
目地側面から剥がれる |
三面接着化→早期破断 |
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変色/ベタつき |
可塑剤のブリード |
汚れ付着・塗装不良 |
築8〜12年で点検、10年前後を目安に交換(環境・方角で前後)。
工法の違い|「打ち替え」と「増し打ち」
●打ち替え:既存材を完全撤去し、新材を充填(基本はコレ)
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撤去前 |
撤去中 |
バックアップ材設置 |
マスキング.プライマー処理 |
シーリング充填中 |
押え込み |
施工完了 |
●増し打ち:既存上に重ね充填(サッシ周り等で撤去困難・健全な既存材に限る)
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施工前 |
マスキング.プライマー処理 |
シーリング充填中 |
押え込み |
施工完了 |
サイディング板間は原則打ち替え。サッシ周りは設計・状態により選択。
失敗しない施工のコア手順(現場品質の肝)
1.既存撤去(カッターで両側切り離し→引き抜き→残渣除去)
2.清掃・脱脂(粉塵・油分は密着不良の大敵)
3.ボンドブレーカー/バックアップ材で二面接着を確保
4.プライマー塗布(メーカー指定量・オープンタイム厳守)
5.適正充填(根充)→ヘラ押さえで密実化・面仕上げ
6.養生・硬化(降雨/結露回避・温湿度管理)
7.上塗り塗装(必要に応じて。ノンブリード材推奨)
二面接着を怠り三面接着になると、動きが逃げ場を失い早期破断します。
材料の選び方|外装で失敗しない樹脂選定
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種類 |
特徴 |
外壁適性 |
塗装適性 |
|
変成シリコーン(MS) |
バランス良・上塗り可 |
◎ |
◎(ノンブリード推奨) |
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ポリウレタン(PU) |
密着・強靭・上塗り可 |
○ |
◎ |
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シリコーン(酢酸/中性) |
耐候○・上塗り不可多 |
△ |
×(塗装前提は不向き) |
|
アクリル |
低耐久・内装向き |
× |
△ |
●外壁塗装を行うなら:変成シリコーン(MS)・PUのノンブリードタイプ一択
●サッシ周り:上塗り不要なら中性シリコーンも選択肢(色合わせに注意)
豊川市ならではの注意点
〇高湿度・海風:可塑剤ブリード→汚れ付着のリスク。ノンブリード材+上塗り保護で対策
〇夏季猛暑:硬化管理・オープンタイムが短くなる→手戻り防止の段取りが重要
〇冬季低温:基材温度5℃未満NG・夜露結露に注意→施工時間帯を厳守
見積書の“ここだけは”チェック
●工法:打ち替え/増し打ちの別
●使用材料のメーカー・品名(ノンブリード表記)
●プライマー有無(必須)
●m数(長さ)と単価、合計m・合計金額
●養生・清掃・廃材処分の記載
●仕上げ:上塗りの有無・塗料名
目安単価:打ち替え 800〜1,200円/m、増し打ち 600〜800円/m(規模・形状で変動)
よくある失敗例(やってはいけない)
●既存の上から何でもかんでも増し打ち
●プライマー省略
●シリコーンの上から塗装してベタつき・艶引け
●三面接着で早期破断
●雨天・結露時に強行施工
まとめ|“見えない防水”こそ最優先メンテ
シーリングは最小コストで最大の防水効果を発揮する要。
劣化を放置すれば、塗膜劣化→雨漏り→下地腐食と連鎖し、修繕費は跳ね上がります。
築8〜12年で点検、打ち替え中心の更新+高耐久塗料が、豊川市の最適解です。
よくある質問(FAQ|10個)
Q1. シーリングとコーキング、どっちが正しい?
A1. 現場では同義。目地充填材=シーリング(コーキング)と考えて問題ありません。
Q2. 交換のタイミングは?
A2. 5〜10年が目安。ひび・痩せ・剥離・破断・変色が出たら即点検。
Q3. 打ち替えと増し打ちの違いは?
A3. 既存撤去して新設が打ち替え、上から重ねるのが増し打ち。板間は原則打ち替え推奨。
Q4. どの材料が外壁に向いていますか?
A4. 変成シリコーン(MS)・PUのノンブリード。上塗り塗装とも相性良。
Q5. なぜプライマーが必要?
A5. 下地とシーリングの密着を担保。省略すると早期剥離の原因に。
Q6. 雨の日や冬でも施工できますか?
A6. 雨・結露NG。基材温度5℃未満は不可。季節に合わせて時間帯を調整します。
Q7. 三面接着はなぜダメ?
A7. 目地底にも密着すると動きに追従できず破断。二面接着を守るのが基本。
Q8. シリコーンの上に塗装できますか?
A8. 基本不可。塗装前提ならノンブリードMS/PUを選定します。
Q9. 価格の目安は?
A9. 打ち替え800〜1,200円/m、増し打ち500〜600円/m程度(規模・形状で変動)。
Q10. 豊川市で信頼できる業者の見分け方は?
A10. 工法・材料名・m数・プライマーの明記、写真報告、地元実績があること。
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