豊橋市の業者が解説！雨漏り工事で足場は必要なの？
□赤外線調査とは？赤外線サーモグラフィーカメラを用いて、雨漏りの原因を突き止める方法です。
具体的な手順として、まず雨漏りしてそうな怪しい部分をカメラで撮影します。
その結果、カメラが対象部分から出ている赤外線放射エネルギーを検出して、見かけの温度を色で表示します。
しかし、赤外線サーモグラフィーカメラは、直接的な雨漏りの原因である水の発見できません。
熱を測定して画像表示する道具であるため、そこに水が存在するかは分からないのです。
それでは、なぜ赤外線調査で雨漏りの原因を見つけられるのでしょうか。
答えは水が染みている木材や壁紙にあります。
水が染みている箇所、雨漏りが発生している箇所はカメラでみるとほんの少し温度が低下しています。
これは水が気化する際に、周りから熱を奪って蒸発するためです。
このように、カメラを使用して、水ではなく温度差を検知するわけですが、実はこの水分があるかないかの温度差は約1度しか違いません。
そのため、自分で温度差の判断するのは難しく、カメラが必要になります。
赤外線調査では、カメラではっきりと温度が色で表示されるため、非常に正確に雨漏りしている箇所を特定できます。
その正確性は99％以上と言われており、目視よりも優れていることが分かりますね。
また、赤外線調査は建物を傷つける心配がないといったメリットがあります。
開口調査も行わないため、最小限の費用で検査できる点も魅力的ですね。
□赤外線調査には条件がある
赤外線調査を行うには、木材や壁紙が水で染みている必要があります。
そのため、雨漏りしているときや散水調査をしているときのみ、赤外線調査ができます。
基本的に業者が雨漏りの原因を特定するときは、散水調査と赤外線調査を併用して検査します。
また、高い性能をもつ赤外線サーモグラフィーカメラでしか赤外線調査は行えません。
ほんのわずかな温度差を認知し、かつ対象個所以外の赤外線の影響を受けないカメラが必要です。
□建物によって赤外線調査向き不向きがある
正確性に自信のある赤外線調査ですが、この調査は建物の条件によって向き不向きがあります。
その条件は以下の通りです。
＊赤外線調査に向いている建物の条件
・角地にある
・建物全体が道路に面している
・調査する個所が隣地と5m以上離れている
・調査する個所がサッシや窓際といった端である
＊赤外線調査に不向きな建物の条件
・調査する個所の隣地との距離が4m未満である
・周囲が建物の囲まれている
・周囲が電線や木々である
・トタンやガルバリウムといった金属製の屋根である
このように、条件をみると、赤外線調査は住宅が密集している地域では比較的不向きであることが分かりますよね。
これは、赤外線調査は対象建物から離れて撮影を行う必要があるためです。
しかし、室内から赤外線を当てて雨漏り調査をする場合は関係ありません。
ご自宅の状況を考慮しつつ、業者と相談して赤外線調査を行うかどうか決めましょう。
□雨漏りを修理するとき以外にも赤外線調査が役立ちます！
赤外線調査は雨漏りの原因を特定する以外にも役割があります。
1つ目は、断熱材の欠損を見つけることです。
何も問題のない住宅を赤外線サーモグラフィーカメラでみると、壁面は全体的に同じ温度になっており、色の違いはありません。
しかし、断熱材の欠損がある住宅をカメラでみると、欠損がある部分が他より高温になっていて赤く表示されます。
これは、室内の熱が断熱材によって遮断されず、天井や壁に逃げてしまっていることを表しています。
特に昔建てられた古い住宅では、このような欠損が発生していることが多いため注意しましょう。
2つ目の役割は、結露の原因を発見することです。
住宅の結露が発生している部分にカメラを当てると、雨漏りの原因と同じように青く表示されます。
雨漏りと結露はよく似ていますが、発生する原因は同じではありません。
そのためどちらか見極める必要があります。
こういった場合は、散水調査と赤外線調査を併用してその原因を特定します。
また、赤外線調査はこのほかにも、健康住宅診断、外壁タイル調査といったことにも使用されます。
住宅を診断する際に、赤外線サーモグラフィーカメラが多用されていることが分かりますね。
□まとめ
雨漏りを修理するためには、その原因を特定することが最も重要です。
その原因が改善されないと、何度でも雨漏りが発生してしまいます。
地元豊橋市近郊で数多くの施工実績を誇る当社では、赤外線調査をはじめ様々な雨漏り調査を取り揃えております。
何かお困りのことありましたら、お気軽にご相談ください。
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